くも膜下出血が起こると、頭に突然の激しい痛みが走り、激しく嘔吐したり、出血量が多ければそのまま意識不明になったり、突然死してしまうこともあります。
発作発生時の症状は次のような言葉で表現されることが多いです。
・突然の頭痛
・今まで経験したことのないような猛烈な頭痛
・瞬間的に痛む頭痛
・バットで殴られたような頭痛
・激しい頭痛
たいていの場合、出血はくも膜下腔に限られ脳の内部には及ばないため、発作が発生しても運動麻痺、言語障害、知覚障害は起こりません。
くも膜下出血の特徴的症状は、上記したように激しい頭痛からはじまります。
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吐気を感じずに突然、嘔吐することがあります。
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出血量が少なければ一時的に意識を失っても数分で回復することもあります。
重症になると、弓なりに反り返り昏睡状態となり、そのまま死亡することも多いです。
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発作後、かなり時間が経ってから、首筋がこわばり、前屈できない症状が現れます。
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眼底に出血が起こると、視力が低下することがあります。
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出血した血液が脳脊髄液に混ざり脳脊髄液の循環が滞ると、この体液が頭蓋内にある脳室に溜まって水頭症を起こします。
くも膜下出血から数週間経過して慢性期になると、痴呆や歩行障害などの症状が現れます。
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