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[ Physical Illness ]* @@@ * |
〔アレルギーの治療〕 |
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アレルギー体質といわれる人が特定の食品などを摂取すると、アレルギー症状が発症してしまいます。 |
一般的に知られているアレルギーの治療法には、次のような四つの方法のがあります。
・生活改善
このページでは、これらの各方法について、その方法や注意点などを整理しています。 |
どの方法にもよい点と気をつけるべき点とがありますので、大切なことは自分に合った治療法を見つけることです。
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アレルギーの多くは日常生活の中で摂取する食品や、家庭で発するダストやダニなどが関係しています。 アレルギー症状の発症を防止する最初の段階は、生活改善により、直接的に関係する「原因因子」を除去することから始まるのです。 また、直接的な原因因子でなくても、生活環境などにより関わってくる「寄与因子」も考慮しなくてななりません。 |
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現実にアレルギー症状が発症する場合には、検査によりどのようなアレルゲン(抗原)物質が関与していることを調べることができますが、アレルギーを誘起する主な原因因子には次のようなものがあります。 参考までに、これらの原因因子を回避する要点を示します。
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アレルギーを直接的に誘引する物質以外にも、アレルギーの誘起に関わるかも知れない寄与因子として次のようなものもあります。
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除去食療法はアレルギー疾患に対する食物療法の一つで、簡単にいえば、アレルギー症状の原因となる食品を取り除いた「除去食」を摂取する方法です。 除去食療法の一つで、妊娠中の女性が、生まれてくる子供のアレルギーを心配するあまり、アレルゲンとなるとされる特定の食品を除去した食品だけを摂取することがあるのですが、これは効果がないといわれています。 それどころか、栄養バランスが偏るために、逆効果となることもあるのでお勧めできません。 また、出産後の乳児に母乳を与える段階で子供にアレルギーがでる場合に、母親が除去食を摂取することがありますが、上記で指摘したような栄養バランスが崩れないかなど、主治医と相談することが必要です。 母乳ではうまくいかない場合、市販のミルクを与えることもよいかも知れません。 生後間もない乳幼児などで卵や牛乳のアレルギーがある子供は、3歳では半数、6歳では8割くらいの人がアレルギー症状がでなくなるとされています。 乳幼児期に除去食を長期間続けると、その食品に対してアレルギーの発症が確定してしまい、本来なら成長とともに症状がでなくなるチャンスを失ってしまう恐れもあります。 従って、除去食の継続は3か月ごとに検討するのがよいとされています。 除去食については、身体的にも精神的にも負担がかかるので、継続は困難なことが多いといわれます。 必要最低限の除去食療法を選択するのがよいでしょう。 |
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特定のアレルゲン食品を摂取できないために、毎日、他の食品のみを摂りすぎると、今度はその食品が新たなアレルゲンとなってしまうことがあります。 そこで、毎日、同じ素材を摂り続けないように、多品種の食品を少量摂取するようにするのが「回転食療法」です。 摂取後の体内での滞留時間は、食品によって異なるので、アレルギーの危険があるかも知れない食品の回転はあまり短期間ではなく、同じ食品は一定期間を置いて食べるようにします。 通常、口から摂取して排泄されるまでにかかる日数は3~5日程度なので、回転周期はそれ以上とするのがよいでしょう。 この期間内では、危険性のある同じ食品を二度は摂らないということです。 抗原性の高い食品は、五大アレルゲンとされる「卵」「牛乳」「小麦」「ソバ」および「落花生」などです。 本来なら、すべての食品について回転食療法の一回の周期内では、二度は摂らないというのが理想ではあるものの、お米や野菜はそうはいきません。 特にアレルゲンとなる可能性の少ないものは毎日食べても問題はないです。 従って、穀類、野菜、魚介類、肉類、果物、調味料、飲料などについて可能な限り回転させることがよいでしょう。 |
減感作療法は、アレルギーを発症させるアレルゲン原因物質を、最初はごく少量から徐々に増量して患者に投与・注射することで、そのアレルゲンに対する過敏性・感受性を低減させることを目的とする免疫療法です。 この方法は、アレルギー性鼻炎やアトピー性喘息などに一定の効果があることが証明されていますが、すべてのアレルギー疾患やすべての患者に有効であるとはいえません。 減感作療法が適応となる条件は次のようなものがあります。
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減感作療法には「治療開始準備」「スタート値の決定」「治療の開始・継続」および「治療の終了」という四つの段階があります。
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減感作療法は、安全のために、最初は非常に低濃度のアレルゲン溶液の皮下注射から始めます。 しかし、あえてアレルゲン物質を投与することになるので、副作用がでることがあります。副作用には「局所反応」と「全身反応」とがあります。
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アレルギー疾患の薬物療法には、アレルギー疾患全般に対して効果のある薬物を用いた治療と、これとは別にアレルギー疾患の個別の病態に効果のある薬物療法とがあります。 ここでは、アレルギー疾患に効果のある「ステロイド薬」と「抗アレルギー薬」についてご紹介します。 |
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ステロイド薬は「副腎皮質ホルモン薬」のことで、喘息治療に対して最も効果を発揮する薬剤です。 ステロイド薬は、発作を起こさないようにするための長期管理薬としても、また強度な発作を抑える発作治療薬としても使用されます。 ステロイド薬には「全身投与薬」と「局所投与薬」とがあります。 ステロイド薬には、次のような薬剤型などがあり、その使用を長期管理薬として使用するのか、発作を抑制するために使用するのかなどの目的によって使い分けられます。
・内服薬
全身投与薬である内服薬や注射薬は、発作抑制および発作軽減のために使用され効果を発揮します。
ステロイド薬は、効き目の強さで5段階に分類されていて、症状の部位、病態の程度、年齢などに合わせて使い分けられています。 当初は強い段階のステロイド薬を使用しても、症状が軽減された場合などには、ランクの低いものに切り替える必要があります。 下記に主なステロイド薬のランクを示しておきますので、もしも現在ステロイド治療薬を使用している場合には、ランクを確認してみてください。
ステロイド薬の特に全身投与を長期にわたり行うと、次のような深刻な副作用が出ることがあります。
・副腎皮質機能の低下
また、ステロイド軟膏などでも皮膚の萎縮や皮膚が薄くなり弱くなることがあります。特に顔面では、血管が浮き出て赤ら顔になったりします。 |
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I型アレルギーの場合には、侵入してきたアレルゲン(抗原)に対して、抗原抗体反応が起こり、結果として肥満細胞から次のような化学伝達物質が遊離して、即時型アレルギー反応を引き起こします。
・ヒスタミン
また、肥満細胞やT細胞などからの遊走因子やサイトカインにより、好酸球が活性化され、ロイコトリエンなどを放出する結果、遅発型アレルギー反応を招きます。
抗アレルギー薬では、副作用として肝機能障害が出ることがあります。 |