泌尿器とは、尿を生成し体外に排泄するために働く器官の総称です。
泌尿器には、「腎臓」「尿管」「膀胱」「尿道」などの器官があり、これらの器官をまとめて「泌尿器系」と呼ぶこともあります。
泌尿器系は、血液中に蓄積された老廃物などの不要物を濾過・選別し、高濃度に濃縮して一時的に蓄積しておき、適宜体外へ排泄する役割をしています。
腎臓 |
血液から尿をつくる器官、血液を濾過した後、濃縮する臓器。
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尿管 |
腎臓と膀胱をを繋ぐ役目をする管。
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膀胱 |
尿を一時的に溜めておく袋状の器官。
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尿道 |
膀胱にたまっている尿を体外に排出するための管。男性では尿道は陰茎中を通過。
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このための通り道である器官は「尿路」と呼ばれます。
泌尿器系の器官にも悪性腫瘍は発生します。
泌尿器にも多くのがんが発生しますが、当サイトでは、〔前立腺がん〕や〔精巣がん〕〔陰茎がん〕などは〔男性特有ながん〕としてまとめて解説していますので、ここでは取り上げておりません。
また、「副腎」と呼ばれる臓器は、泌尿器系ではありませんが、腎臓と隣接して存在する臓器であり、ここに発生する〔副腎がん〕もこのコーナーに含めて解説しています。
腎臓がん |
腎臓がんは、腎臓にできる悪性新生物。
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腎盂・尿管がん |
腎盂や尿管にできる悪性腫瘍。
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膀胱がん |
膀胱表面を覆う移行上皮という部分にできる悪性腫瘍。
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副腎がん |
副腎に発生する悪性腫瘍。
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