胆石症の診断では、問診から始まる一連の診断を行います。
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血液検査で肝臓や胆道の酵素上昇や胆道感染、胆道がん(腫瘍マーカー)などをチェックします。
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胆石が疑われる時には、お腹にゼリーを塗り超音波を当て、胆石があるかどうか、またその大きさ、胆嚢の壁の状態などを調べます。
胆嚢結石の98%はこの検査で診断できます。食事の影響を受けるため、絶食後に検査します。
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腹部内部のCTスキャンの画像を撮影します。胆石の成分や大きさ、位置、がんの有無、がんが周囲の臓器に広がっていないかなどを調べます。
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造影剤を注射して胆嚢を撮影します。胆嚢の状態(収縮能)を調べる検査で、胆嚢の石を溶かす治療を決定する時に使用します。
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この検査は、口から挿入した内視鏡(胃カメラ)を十二指腸まで入れて、胆管の出口から造影剤を胆管に流して撮影する検査です。
胆管の状態を詳細に調査でき、また胆石を除去できますが、検査後に膵炎を誘起することがあるとされます。
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皮膚から肝臓に細長い針を刺して、胆嚢や肝臓の中の胆管を造影剤で映し出します。
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胆管や膵管の検査を造影剤なしで映し出すことができる検査です。このような設備を備える医療機関は限られていますが、苦痛のない検査方法です。
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超音波を発信するプローブを取り付けた内視鏡を口から十二指腸まで送り込みます。
そこから超音波を当てて胆嚢や胆管を調べます。
腸管ガスなどに邪魔されず、精度の高い鮮明な画像が得られますが、胃カメラを飲み込むという苦痛を伴います。
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