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扁桃は、鼻や口から侵入する病原体と戦うリンパ組織です。いくつかある扁桃組織のうち、口蓋扁桃が増殖肥大した病気を〔扁桃腺肥大〕といいます。 |
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口蓋扁桃はリンパ組織であり、口や鼻から体内に侵入しようとするいろいろな病原体の侵入を防ぐ役目をしています。 |
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扁桃は、鼻や口から侵入する病原体と戦うリンパ組織です。いくつかある扁桃組織のうち、口蓋扁桃が増殖肥大した病気を〔扁桃腺肥大〕といいます。 |
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口蓋扁桃はリンパ組織であり、口や鼻から体内に侵入しようとするいろいろな病原体の侵入を防ぐ役目をしています。 |
[ A disease called Tonsillar Hypertrophy ] |
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What kind of illness is it? |
口蓋扁桃(扁桃腺)が通常より大きくなった状態を扁桃腺肥大といいます。扁桃腺肥大には、人の成長段階で生理的に起こるものと、ウイルスなどの外敵に対する免疫反応の結果起こるものとがあります。 |
[ Symptom of Tonsillar Hypertrophy ] |
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Typical symptoms |
乳幼児期や学童期の子供には生理的な現象としての扁桃腺肥大が見られますが、これ自体は痛みもなく、喉を塞ぐなどの症状を伴わないのであれば、何も問題はありません。
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[ Cause of Tonsillar Hypertrophy ] |
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Typical Causes |
通常、幼児・学童期においては、扁桃腺は生理的に肥大する特性があります。前述したように、免疫システムが完成していない幼児・小児・学童時代では、扁桃腺の活動を活発にして出来るだけ早く免疫システムの獲得をしようとする生理的要求のために肥大するのですが、これは異常ではありません。一般に、扁桃腺は3歳ころから肥大しはじめ、6~8歳頃に最大となり、その後は萎縮して自然に小さくなります。 |
[ Diagnosis of Tonsillar Hypertrophy ] |
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Typical diagnostic method |
生理的現象として、幼児期・小児期に扁桃腺は肥大し6~8歳頃に最大となりますが、その後は萎縮して小さくなります。また、遺伝的な体質で扁桃腺が大きい人もいますが、扁桃腺が肥大しているだけであれば病気ではありません。
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[ Treatment of Tonsillar Hypertrophy ] |
扁桃腺肥大の治療方針 |
炎症による扁桃腺肥大が起こった場合、症状が軽度な場合には抗生物質による「薬物療法」が行われます。扁桃腺肥大が頻繁に起こる場合や症状が酷い場合には「手術療法」により根治することを考えます。 |
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扁桃腺肥大の薬物療法 |
炎症により肥大した扁桃腺は、膿をもったり激しい痛みを伴います。また、首のリンパ節も硬くなり痛みます。風邪などが原因で肥大しているときは、炎症を治め症状を軽くするために抗生物質による治療を行います。 |
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扁桃腺肥大の手術療法 |
風邪などの症状で扁桃腺肥大が起こり、発熱とリンパ節の腫れや痛みだけでなく、炎症が扁桃腺の奥にある部位まで及ぶと扁桃腺周囲炎になり激しく痛みます。扁桃腺周囲炎が更に進んで膿が溜まるようになると、扁桃腺周囲膿瘍と呼ばれる状態になり、症状は更に酷くなります。このような急性扁桃腺炎では、手術が必要です。
通常、扁桃腺切除の手術は、全身麻酔下で行われ1時間程度で終わりますが、手術後の回復を確かなものにするために、一週間ほどの入院加療が必要です。 |