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[ Physical Illness ]

* Infectious Diseases *


 〔感染症〕は、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオンなどの病原体が体内に侵入し、増殖して、一定の病的症状を発症した状態のことをいいます。感染しても症状がでない場合もあり、その場合には〔無症候感染〕と呼ばれます。

 厚生労働省が管理する感染症に関して、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」があり、感染症は、次の5種類に区分されています。

  • 一類感染症
  • 二類感染症
  • 三類感染症
  • 四類感染症
  • 五類感染症
 また、これら以外にも、厚生労働省に届け出が必要な感染症や、届け出は必要ない感染症なども多数あります。
  • 新型インフルエンザ等感染症(届出必要)
  • 疑似症(届出必要)
  • その他の感染症(届出不要)


 最近では、次のような〔新興感染症〕が世界規模で発生し、エボラ出血熱などでは多数の死者が発生しています。

  • SARS(重症急性呼吸器症候群)
  • 鳥インフルエンザ
  • エボラ出血熱
 また、〔MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)〕のような院内感染の問題も多発しています。世界的には全死亡者数の25%程度が感染症が原因で死亡しています。

 いずれの感染症においても、主な感染経路は、次の三つです。
  • 空気感染
  • 飛沫感染
  • 接触感染
  •  空気感染は、患者の咳やくしゃみで空気中に病原体が飛散・浮遊し、それを呼吸することで感染するものです。

     飛沫感染は、患者の咳やくしゃみで飛び散る唾液や鼻汁が他の人にかかり、そこに含まれている病原体が感染するものです。

     接触感染は、皮膚などを介して土壌や水などに含まれる細菌が直接感染するものです。

     これら以外にも、母子感染や血液感染などの感染経路もあります。

     感染症に対する治療は、現実に症状を発生させている病原体を撲滅する形の治療薬による方法が主体です。これらの医薬は、病原体に対し選択的に効果を発揮し、人体に対しては毒性が低くなっています。

厚生労働省感染症区分 ◆〔厚生労働省〕での感染症区分です。
厚生労働省が指定する感染症の区分

 厚生労働省が管理する感染症に関して「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」があり、感染症は全体では次の八種類に区分されています。

  • 一類感染症~五類感染症
  • 新型インフルエンザ等感染症
  • 疑似症
  • その他の感染症
  • 感染症区分
    感染症の分類 感染症の数 備考
    一類感染症  7種類  ・痘そう
     ・ペスト
     ・エボラ出血熱
     ・マールブルグ病等
    二類感染症  5種類  ・結核
     ・重症急性呼吸器症候群
     ・ジフテリア
     ・鳥インフルエンザ等
    三類感染症  5種類  ・細菌性赤痢
     ・コレラ
     ・腸管出血性大腸菌感染症等
    四類感染症 42種類  ・A型肝炎
     ・狂犬病
     ・つつが虫病
     ・日本脳炎
     ・マラリア等
    五類感染症 42種類  ・破傷風
     ・梅毒
     ・ウイルス性肝炎
     ・後天性免疫不全症候群等

    新型インフルエンザ等感染症  2種類  ・新型インフルエンザ
     ・再興型インフルエンザ
    疑似症  2種類  ・摂氏38度以上の発熱及び呼吸器症状等
    その他の感染症 34種類  ・ノロウイルス感染症
     ・アニサキス症
     ・ハンセン病
     ・カンジダ膣炎等


一類感染症 ◆〔一類感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
一類感染症

 下記の感染症患者を診療した医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

一類感染症(全数届出)
1 エボラ出血熱 エボラウイルス病原体による急性ウイルス性感染症。
2 クリミア・コンゴ出血熱 クリミア・コンゴ出血熱ウイルスの感染したダニによる感染症。
3 痘そう 痘そうウイルスによる急性発疹性疾患。ほぼ根絶。
4 南米出血熱 アレナウイルス属ウイルスによる出血熱の総称。
5 ペスト ペスト菌により発症する感染症。
6 マールブルグ病 マールブルグウイルスによる人獣共通の出血熱感染症。
7 ラッサ熱 ラッサウイルスによる出血熱。


二類感染症 ◆〔二類感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
二類感染症

 下記の感染症患者を診療した医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

二類感染症(全数届出)
1 急性灰白髄炎 ポリオウイルスによって発症するウイルス感染症。
2 結核 結核菌によって起こる感染症。通常は肺結核。
3 ジフテリア ジフテリア毒素によって起こる上気道の粘膜感染症。
4 重症急性呼吸器症候群 病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る。
5 鳥インフルエンザ(H5N1) H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによる感染症。


三類感染症 ◆〔三類感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
三類感染症

 下記の感染症患者を診療した医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

三類感染症(全数届出)
1 コレラ コレラ菌によって起こる急性胃腸炎。
2 細菌性赤痢 赤痢菌による血便を生じる急性の下痢症。
3 腸管出血性大腸菌感染症 腸管出血性大腸菌O-157による食中毒。
4 腸チフス 細菌の腸チフス菌による全身衰弱を起こす感染症。
5 パラコレラ 真性コレラに似た症状を示す感染症。


四類感染症 ◆〔四類感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
四類感染症

 下記の感染症患者を診療した医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

四類感染症(全数届出)
1 E型肝炎 E型肝炎という接触感染性ウイルスによる肝炎。
2 ウエストナイル熱 ウエストナイルウイルスによる感染症。
3 A型肝炎 A型肝炎ウイルスが原因のウイルス性肝炎。
4 エキノコックス症 寄生虫エキノコックスによる感染症。包虫症ともいう。
5 黄熱 黄熱ウイルスを病原体とする感染症。
6 オウム病 オウム病クラミジアによる人獣共通感染症。
7 オムスク出血熱 オムスク出血熱ウイルスによる感染症。
8 回帰熱 スピロヘータの一種ボレリアを病原体とする感染症。
9 キャサヌル森林病 キャサヌル森林病ウイルスによる感染症。
10 Q熱 熱性疾患を呈する人獣共通感染症。
11 狂犬病 狂犬病ウイルスを病原体とする人獣共通感染症。
12 コクシジオイデス症 真菌のコクシジオイデスイミティスの感染症。
13 サル痘 サル痘ウイルス感染を原因とする人獣共通感染症。
14 腎症候性出血熱 ハンタウイルス属のウイルス感染による人獣共通感染症。
15 西部ウマ脳炎 西部ウマ脳炎ウイルスによる感染症。
16 ダニ媒介脳炎 フラビウイルスによるダニにより媒介される感染症。
17 炭疽 炭疽菌による人獣共通感染症。
18 チクングニア熱 ネッタイシマカなどにより媒介されるウイルス性伝染病。
19 つつが虫病 ツツガムシリケッチアによる人獣共通感染症。
20 デング熱 デングウイルスが原因の感染症であり、熱帯病。
21 東部ウマ脳炎 東部馬脳炎ウイルスを原因とするウマ、ヒト、鳥類の感染症。
22 鳥インフルエンザ H5N1型を除く鳥インフルエンザ。
23 ニパウイルス感染症 ニパウイルスにによる馬、豚、猪などの感染症。
24 日本紅斑熱 日本紅斑熱リケッチアの感染による感染症。
25 日本脳炎 日本脳炎ウイルスによる脳炎。
26 ハンタウイルス肺症候群 ハンタウイルスによって引き起こされる肺症候群。
27 Bウイルス病 旧世界ザル由来の人獣共通感染症。
28 鼻疽 鼻疽菌感染による馬、ロバ、ラバなどの感染症。
29 ブルセラ症 ブルセラ属の細菌に感染して起こる人獣共通感染症。
30 ベネズエラウマ脳炎 ベネズエラウマ脳炎ウイルスによる感染症。
31 ヘンドラウイルス感染症 ウイルスによるヒト、ウマの新興感染症、人獣共通感染症。
32 発しんチフス コロモジラミによって媒介される急性感染症。
33 ボツリヌス症 ボツリヌス毒素により発症する神経、筋の麻痺性疾患。
34 マラリア 単細胞生物のマラリア原虫による原虫感染症。
35 野兎病 野兎病菌を原因とする人獣共通感染症。
36 ライム病 ボレリアの感染によって引き起こされる人獣共通感染症。
37 リッサウイルス感染症 リッサウイルス属のウイルスによる感染症。
38 リフトバレー熱 リフトバレー熱ウイルス感染を原因とする人獣共通感染症。
39 類鼻疽 類鼻疽菌感染を原因とする人獣共通感染症。
40 レジオネラ症 レジオネラ・ニューモフィラを代表とする細菌感染症。
41 レプトスピラ症 病原性レプトスピラの感染による人獣共通感染症。
42 ロッキー山紅斑熱 ロッキー山紅斑熱リケッチアによる感染症。


五類感染症 ◆〔五類感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
五類感染症

 五類感染症には全数届出が必要なものと、定点医療機関のみが届出を必要とするものの2種類があります。

五類感染症
(全数届出)

 下記の感染症患者を診療した医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

五類感染症(全数届出)
1 アメーバ赤痢 赤痢アメーバによる消化器伝染病。
2 ウイルス性肝炎 E型肝炎及びA型肝炎を除くウイルス性肝炎。
3 急性脳炎 ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介性脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。
4 クリプトスポリジウム症 クリプトスポリジウム属の原生動物のによる寄生虫病。
5 クロイツフェルト・ヤコブ病 全身の不随意運動と急速進行性認知症を起こす中枢神経の変性疾患。
6 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 A群溶血性レンサ球菌による敗血症性ショック病態。
7 後天性免疫不全症候群 AIDS(エイズ)
8 ジアルジア症 ランブル鞭毛虫を原因とする寄生虫病、人獣共通感染症。
9 髄膜炎菌性髄膜炎 化膿性髄膜炎のなかで髄膜炎菌を起炎菌とする疾患。
10 先天性風しん症候群 妊娠初期に風疹罹患した女性からの胎児がなる先天性疾患。
11 梅毒 スピロヘータの一種、梅毒トレポネーマによる感染症。
12 破傷風 破傷風菌を病原体とする人獣共通感染症。
13 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 バンコマイシンに耐性をもった黄色ブドウ球菌感染症。
14 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 バンコマイシンに耐性を獲得した腸球菌による感染症。
15 風しん 風疹ウイルスによる急性熱性発疹性疾患。
16 麻しん 麻しんウイルスによる急性熱性発疹性疾患。

五類感染症
(定点医療機関は届出)

 下記の感染症患者を診療した定点医療機関の医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

五類感染症(定点医療機関は届出)
17 RSウイルス感染症 RSウイルスによる乳幼児の代表的な呼吸器感染症。
18 咽頭結膜熱 アデノウイルスによる感染症。プール熱。咽頭結膜炎。
19 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 A群溶血性レンサ球菌の喉への感染症。
20 感染性胃腸炎 細菌・ウイルスなど病原体による感染症。嘔吐、下痢。
21 水痘 水痘・帯状疱疹ウイルスの感染症。水疱瘡。
22 手足口病 コクサッキーウイルスの一種によるウイルス性疾患。
23 伝染性紅斑 B19ウイルスによる紅斑のでる発疹性疾患。
24 突発性発しん ヒトヘルペスウイルス6、7型による突然の高熱・発疹を来す疾患。
25 百日咳 百日咳菌による呼吸器感染症。急性気道感染症。
26 ヘルパンギーナ コクサッキーウイルス等による夏かぜの一種。高熱と喉に水疱。
27 流行性耳下腺炎 ムンプスウイルスの感染によるウイルス性疾患。おたふく風邪。
28 インフルエンザ 鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。
29 急性出血性結膜炎 エンテロウイルス70などによる結膜炎。アポロ病。
30 流行性角結膜炎 ウイルス性急性結膜炎。はやり目。
31 性器クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチスによる性的接触感染症。STD。
32 性器ヘルペスウイルス感染症 単純ヘルペスウイルス感染で性器などに発症する感染症。
33 尖圭コンジローマ ヒト乳頭腫ウイルスよる性的接触感染症。
34 淋菌感染症 淋菌による性感染症。
35 クラミジア肺炎 肺炎クラミジアによる下気道感染症。
36 細菌性髄膜炎 細菌感染による中枢神経系の感染症。化膿性髄膜炎。
37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 ペニシリン耐性菌による肺炎球菌感染症。
38 マイコプラズマ肺炎 マイコプラズマを主な原因とした呼吸器系感染症。
39 無菌性髄膜炎 種々のウイルス病原体による髄膜感染症。
40 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 抗生物質メチシリン薬剤耐性黄色ブドウ球菌による感染症。
41 薬剤耐性アシネトバクター感染症 広域β-ラクタム剤、アミノ配糖体、フルオロキノロンの3系統薬剤に耐性を示すアシネトバクター属菌による感染症。
42 薬剤耐性緑膿菌感染症 広域β-ラクタム剤、アミノ配糖体、フルオロキノロンの3系統薬剤に耐性を示す緑膿菌による感染症。


新型インフルエンザ等感染症 ◆〔新型インフルエンザ等感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
新型インフルエンザ等感染症

 下記の感染症患者を診療した医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

新型インフルエンザ等感染症(全数届出)
1 新型インフルエンザ

 新型インフルエンザとは、新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするインフルエンザであって、一般に国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症の全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められているものをいいます。

2 再興型インフルエンザ

 再興型インフルエンザとは、かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後流行することなく長期間が経過しているものとして厚生労働大臣が定めるものが再興したものであって、一般に現在の国民の大部分が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症の全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいいます。



厚生労働省令で定める疑似症 ◆〔厚生労働省令で定める疑似症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
厚生労働省令で定める疑似症

 下記の感染症患者を診療した疑似症定点医療機関の医師は、所属する医療機関の所在地を管轄する保健福祉センターに全数届出をしなくてはなりません。

疑似症(定点医療機関は届出)
1 摂氏38度以上の発熱及び呼吸器症状 明らかな外傷又は器質的疾患に起因するものを除く擬似症。
2 発熱及び発しん又は水疱 擬似症


その他の感染症 ◆〔その他の感染症〕にはどんな感染症があるかの説明です。
その他の感染症

 厚生労働省に届出を必要としない感染症も多数あります。それらの感染症を、このコーナーでは便宜的に「その他の感染症」と呼ぶことにします。

 その他の感染症は非常に数が多いので、特別な意味はないのですが、ここでは〔○○○感染症〕のように病名に「感染症」という文字が付いた感染症と、それ以外の感染症とを分けて表示しています。

病名に〔感染症〕が付くもの

病名に〔感染症〕の付く感染症
1 サルモネラ感染症 腸内細菌であるサルモネラ菌による感染症。食中毒。
2 ブドウ球菌感染症 黄色ブドウ球菌が産生する毒素による疾患。
3 ウエルシュ菌感染症 ウエルシュ菌による食中毒。
4 セレウス菌感染症 セレウス菌による食中毒。
5 ノロウイルス感染症 ノロウイルスによる感染性胃腸炎。
6 カンピロバクター感染症 カンピロバクター属菌による感染症で主に胃腸炎。
7 下痢原性大腸菌感染症 大腸内常在細菌である大腸菌類が引き起こす感染症。
8 エルシニア感染症 エルシニア属菌を原因菌とする感染症。
9 腸炎ビブリオ感染症 腸炎ビブリオ細菌による食中毒タイプの急性胃腸炎。
10 NAGビブリオ感染症 ナグビブリオによる下痢症感染症。
11 サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルスによる発熱、肝臓やリンパ節の腫れを起こす感染症。
12 ビブリオ・フルビアリス/ファーニシ感染症 ビブリオ・フルビアリス/ファーニシによる下痢症。
13 プレジオモナス・シゲロイデス感染症 プレジオモナス・シゲロイデスによる下痢症。
14 リステリア・モノサイトゲネス感染症 リステリア・モノサイトゲネスによる人畜共通感染症。
15 エロモナス・ハイドロフィラ/ソブリア感染症 エロモナス・ハイドロフィラ/ソブリアによる食中毒症。

病名に〔感染症〕が付かないもの

病名に〔感染症〕が付かない感染症
16 アニサキス症 魚介類に住むアニサキス寄生虫のよる感染症。
17 広東住血線虫症 広東住血線虫の幼虫寄生による人獣共通感染症。
18 住血吸虫症 住血吸虫による内臓を痛める慢性疾患。
19 旋尾線虫症 旋尾線虫の幼虫移行症による急性腹症など。
20 アメーバ症 アメーバの感染によって起こる激しい下痢疾患。
21 シラミ症 シラミが皮膚に寄生して起こる病気。
22 乳児ボツリヌス症 ボツリヌス菌芽胞を摂取した乳児に起こる感染症。
23 伝染性単核症 EBウイルスの初感染によって生じる急性感染症。
24 ヒストプラスマ症 ヒストプラスマによる真菌症。
25 アライグマ回虫による幼虫移行症 アライグマ回虫の虫卵を経口摂取による中枢神経障害。
26 肺炎球菌性肺炎 上気道に存在する肺炎球菌による感染症。
27 トリコモナス膣炎 トリコモナス原虫が膣に寄生して起こる性感染症。
28 カンジダ膣炎 カンジダ真菌による性感染症。
29 ヘルペス脳炎 口唇ヘルペスによる脳炎。
30 疥癬 ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症。
31 先天性風疹症候群 妊娠初期に風疹に罹患した女性の胎児が感染し多様な奇形を生じる先天異常症。
32 ブドウ球菌食中毒 黄色ブドウ球菌による急性胃腸炎。
33 軟性下疳 軟性下疳菌を原因菌とする性的接触感染症。
34 ハンセン病 らい菌の皮膚のマクロファージ内寄生および末梢神経細胞内寄生による感染症。