ジフテリアは、主に上気道の粘膜に対する感染症として発症しますが、他の身体部位にも感染し、下の表に示すように、侵される部位により多くの種類があります。 |
ジフテリアの種類 |
咽頭・扁桃ジフテリア |
扁桃や咽頭周辺に白~灰白色の偽膜ができます。 |
喉頭ジフテリア |
咽頭ジフテリアから喉頭ジフテリアに進行すると、気道にも儀膜ができて、呼吸困難となります。儀膜が声門や気管支にまで進展すると死に至るリスクも高まります。 |
鼻ジフテリア |
血液を帯びた鼻汁、鼻の穴や上唇のただれがみられます。 |
皮膚ジフテリア |
皮膚ジフテリアでは、皮膚に症状が現れ、全く症状が出ない不顕性感染では、無症候性保菌者となります。 |
眼結膜ジフテリア |
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生殖器ジフテリア |
生殖器や陰部などが冒されることもあります。 |
その他のジフテリア |
腎臓や脳、眼の粘膜、中耳などが冒されることもあります。 |