感染症は、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオンなどの病原体が体内に侵入し、増殖して、一定の病的症状を発症した状態のことをいいます。 |
感染症は、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオンなどの病原体が体内に侵入し、増殖して、一定の病的症状を発症した状態のことをいいます。 |
◆〔一類感染症〕には、こんな病気があります。 |
エボラ出血熱 |
エボラ出血熱は、フィロウイルス科のエボラウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症で、アフリカ中央部、および西アフリカで多く発症する感染症です。 |
クリミア・コンゴ出血熱 |
クリミア・コンゴ出血熱は、ブニヤウイルス科ナイロウイルス属に属するクリミア・コンゴウイルスによる感染症で、一類感染症に指定された病気です。クリミア・コンゴ出血熱ウイルスを有するダニに噛まれることで感染します。 |
痘そう |
痘そうは天然痘・疱瘡・痘瘡とも呼ばれる病気で、天然痘ウイルスを病原体とする感染症です。痘そうウイルスの宿主はヒト以外になく、ヒトからヒトへ空気感染や接触感染で感染します。 |
南米出血熱 |
南米出血熱は、次のような出血熱の総称で、それぞれ特定のアレナウイルス科のウイルスが原因となる病気です。
中南米の特定地域に分布して発症します。媒介動物は現地に棲息するげっ歯類で唾液や排泄物との接触や吸入などです。 |
ペスト |
ペストは黒死病とも呼ばれる極めて感染性の大きい疾患で、かつては全世界で何度となくパンデミックを起こした病気です。
ペストを媒介するのはげっ歯類のネズミで、人体内にペスト菌が侵入して感染します。感染すれば大多数が数日で死に至ります。 |
マールブルグ病 |
マールブルグ病は「マールブルグ熱」や「ミドリザル出血熱」とも呼ばれるウイルス性出血熱で、フィロウイルス科のマールブルグウイルスという病原体が原因の人獣共通の感染症です。 |
ラッサ熱 |
ウイルス性出血熱は、ネズミを宿主とするラッサウイルスによる感染症で、皮膚や内臓粘膜に出血をみる病気です。 |