近年、中国や東南アジアなどで、H5N1型鳥インフルエンザが、鳥から人に感染する事例が多数報告されています。
この鳥インフルエンザが人から人に感染するように変異・変性して、新型インフルエンザとして大流行する可能性が危惧されています。
現実問題として、新型インフルエンザウイルスは、いつ出現するのか、予測不可能ですが、近未来に必ず起こると考えられています。
新型インフルエンザは、起こるか起こらないかの問題ではなく、いつ起こるかの問題なのです。
このような新型インフルエンザが発生すると、人類はほとんど免疫を持っていないために、人から人へと容易に感染するようになり、全世界的なパンデミック(大流行)を引き起こす可能性が高くなります。
このような事態に備えるため、日本政府は新型インフルエンザの発生に備えた行動計画を定め、同計画に基づいた準備を進めています。
新型インフルエンザがもしも発生した場合には、感染の広がりを防止し、被害を最小限にとどめるために、国や自治体における対策だけでなく、個々人が事前から備え、適切な対応をしていくことが大切だとされています。
最近の報告では、新型インフルエンザとしてH5N1型ばかりでなく、H7、H9、H10型など多様な新型インフルエンザが発生する可能性が指摘されています。
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