この状態が続くと、身体的にも精神的にもボロボロになり、最終的には廃人になってしまいます。
麻薬や精神変容性物質による薬物依存症になると、「離脱症状」や「禁断症状」が現われるようになります。
離脱症状は、摂取した麻薬や精神変容性物質が、身体内での代謝作用で分解・排出され、体内濃度が減少してくると、精神的に不安定になりイライラしたり、不快な症状を呈するようになる現象です。アルコール中毒などでは、手の振るえなどの禁断症状が現われます。
離脱症状によるこのような不快感を回避しようと、更に多くの麻薬や精神変容物質などを摂取して一時的な精神の安定を保とうとすることで、薬物依存への果てしなき深みに嵌まり込んでしまうのです。
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