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〔水ぼうそう〕は〔水疱瘡〕とか〔水痘〕とも呼ばれ、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によっておこる疾患です。 |
兄弟のだれか一人が罹ると、他の兄弟にも次々と感染します。この病気は生後3か月以内の乳児や成人にはあまり感染しません。 |
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〔水ぼうそう〕は〔水疱瘡〕とか〔水痘〕とも呼ばれ、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によっておこる疾患です。 |
兄弟のだれか一人が罹ると、他の兄弟にも次々と感染します。この病気は生後3か月以内の乳児や成人にはあまり感染しません。 |
[ A disease called Chickenpox ] |
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どんな病気ですか? |
水ぼうそうは、とても感染力の強い伝染病で、2~10歳くらいの幼児を中心に毎年流行する病気です。水疱ウイルス(帯状疱疹ウイルス)によって起こる病気ですが、主に咳などの飛沫感染で広がります。 |
[ Symptom of Chickenpox ] |
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Typical symptoms |
水ぼうそうの症状の特徴は、強いかゆみを伴い全身に広がる「発疹」と「発熱」がおもな症状です。 |
発熱 |
発熱は、まったくみられないことや39~40度Cの高熱がでることも全くないわけではありませんが、10歳くらいの幼児や学童くらいまでの場合は、それほど高熱が出ることはなく、37~38度Cくらいの熱が3~4日続く程度です。通常、発熱に合わせて発疹が現れてきます。 |
発疹 |
症状のはじまりは、額やお腹、おしり、おちんちんの周り、背中などに、虫刺されのようなプクッとした赤くて小さな盛り上がりがでてきます。丘疹の盛り上がりは直径で3~5ミリほどになります。 |
保育園・幼稚園 |
水ぼうそうは感染してから発症するまでの潜伏期間は約2週間です。うつりやすいのは発疹の出る1~2日前から、発疹がかさぶたになるまでの間ですが、保育園・幼稚園などの集団生活に戻るときは医師の登園許可が必要となります。 |
症状が重くなる人たち |
アトピー性皮膚炎の患者は発疹が重症になりやすいといわれています。ステロイド療養中の患者、悪性腫瘍を化学療法で治療中の患者、およびエイズなどの免疫不全患者では、重症化しやすくなります。 |
遠い将来への影響 |
小児では、重症になることはほとんどありませんが、成人の患者では間質性肺炎の合併などに進行する場合があります。また、皮膚での発疹も概して重症化します。 |
[ Cause of Chickenpox ] |
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Typical Causes |
水ぼうそう・水疱瘡・水痘は、ヘルペスウイルス科の水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染により起こる伝染性の病気です。このウイルスは、150~200ナノメートルという微細な大きさを持っています。 |
[ Diagnosis of Chickenpox ] |
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Typical diagnostic method |
水ぼうその診断は、通常は臨床的に行われます。特別な場合で病原診断が必要なときは、実験室診断が行われます。通常、水痘内容物を採取し患者からウイルスを分離します。 |
[ Treatment of Chickenpox ] |
水ぼうそうの治療方針 |
水ぼうそう・水痘は、ウイルス感染症なので、特効的な治療法はありません。通常の治療方針は、症状に応じて苦痛を軽減する対症療法として抗ウイルス薬などの薬物療法で対処します。 |
水ぼうそうの薬物療法 |
通常、水ぼうそう・水痘は、特別な治療を施さなくても時間が経過すれば自然治癒する病気です。しかし、強い痒みを伴い乳幼児にはつらい病気なので、痒みを抑えるための「抗ヒスタミン剤」や水疱を早く乾燥させるための「軟膏(外用薬)」が投与されます。 |
水ぼうそうの予防 |
水ぼうそう・水痘を予防する最善の方法は、事前に水痘ワクチンの接種を受けることです。水痘ワクチンによる予防率は必ずしも100%とはいえませんが、大きな効果があります。水痘ワクチンには副反応はほとんどなく、安全性の高いワクチンです。 |
◆「水ぼうそう」の合併症についてご説明します。 |
水ぼうそうの合併症 |
水ぼうそうは成人してから初感染すると重篤な合併症が発症する危険があるといわれています。ごくまれな合併症は「脳炎」「髄膜炎」、および「肺炎」などです。 |
◆「水ぼうそう」の法的対応についてご説明します。 |
水ぼうそうの法的対応 |
2003年11月施行の感染症法改正により、水痘は5類感染症定点把握疾患に定められ、全国にある約3000か所の小児科定点より、次のような基準に基づき毎週報告されています。 |