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下図は骨盤の骨格を前方から見た図です。男性と女性で骨盤の構造自体は全く同じですが、女性の骨盤は子供を宿しやすいようにやや横に開いています。 |
女性の骨盤内の骨盤腹膜と呼ばれる薄い膜の内部には、前方に膀胱、後方に直腸があり、その中間部に子宮や卵巣・卵管などの重要な臓器があります。 |
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下図は骨盤の骨格を前方から見た図です。男性と女性で骨盤の構造自体は全く同じですが、女性の骨盤は子供を宿しやすいようにやや横に開いています。 |
女性の骨盤内の骨盤腹膜と呼ばれる薄い膜の内部には、前方に膀胱、後方に直腸があり、その中間部に子宮や卵巣・卵管などの重要な臓器があります。 |
[ A disease called Pelvic Infection ] |
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どんな病気ですか? |
骨盤内感染症は、女性の生殖器である子宮や卵管、卵巣などの女性性器、あるいはその周囲にある腹膜や結合組織などに起こる感染症を総称した呼び名で、英語では「PID:Pelvic Inflammatory Disease」と呼ばれている疾患群です。 |
[ Symptom of Pelvic Infection ] |
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Typical symptoms |
骨盤内感染症の症状は、発熱や悪寒を伴いながら、下腹部を中心にした急激な腹痛が起こり、おりものがでます。痛みの発生する部位は、下腹部中心部や右下腹部、左下腹部とさまざまです。短期間の中で右上腹部に広がることもあります。 |
[ Cause of Pelvic Infection ] |
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Typical Causes |
感染原因となる病原体は、大腸菌、クラミジア菌、淋菌、結核菌などで、大部分は性交渉などにより、膣から侵入し感染します。 |
[ Diagnosis of Pelvic Infection ] |
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Typical diagnostic method |
発熱や痛みの症状、部位、程度などから骨盤内感染症が疑われると、内診などにより検査が行われます。内診とは、膣内、子宮などを詳細に観察することです。 |
[ Treatment of Pelvic Infection ] |
Typical Treatment |
一般的に骨盤内感染症の治療は、抗生物質により行います。通常使用される抗生物質はセフェム系、ペネム系、ニューキノロン系、ペニシリン系などです。原因となる病原体により、マクロライド系やテトラサイクリン系などの抗生物質を併用したり、変更したりすることがあります。 |