人や動物の身体組織や細胞の一部が生体の統制を破って生体内の制御に従うことなく、自律的、勝手に増殖して過剰な組織の塊、腫瘤を形成したものを「腫瘍」といいます。 |
新生物は、発生直後には顕微鏡レベルでの塊を形成するだけで肉眼的には認識できませんが、やがて成長するに従って肉眼的にも十分に識別できる塊へと増大・肥大します。 |
人や動物の身体組織や細胞の一部が生体の統制を破って生体内の制御に従うことなく、自律的、勝手に増殖して過剰な組織の塊、腫瘤を形成したものを「腫瘍」といいます。 |
新生物は、発生直後には顕微鏡レベルでの塊を形成するだけで肉眼的には認識できませんが、やがて成長するに従って肉眼的にも十分に識別できる塊へと増大・肥大します。 |
◆良性腫瘍と悪性腫瘍の違いなどをご説明します。 |
正常細胞 |
正常な細胞も腫瘍細胞も細胞分裂を繰り返しますが、正常細胞はある段階までくると細胞分裂をしなくなり本来の役割を果たして死滅します。これに対して、腫瘍細胞は、生体の制御に従うことなく無限に増殖し続ける特徴的性質を有しています。 |
腫瘍・新生物 |
放射線などの影響で、遺伝子に突然変異が生じると、正常細胞の新陳代謝に乱れがでてきます。死滅すべき細胞が死滅せず、必要とされていない細胞が細胞分裂し増殖してしまうのです。こうして生まれた過剰な細胞は、組織の塊を形成して腫瘍あるいは新生物となります。 |
良性腫瘍 |
良性腫瘍には、自律的に増殖はするものの、自らが増殖できる環境そのものを作る能力はなく、腫瘍が発生した場所だけで増殖します。栄養分の供給が停止されれば増殖は停止します。 |
悪性腫瘍 |
一般的に悪性腫瘍は、がんや癌などと呼ばれ、発育が早く、周囲に浸潤性に増殖し、また血液の流れやリンパ液の流れに乗って遠隔臓器に転移します。 |