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[ Physical Illness ]

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四類感染症
〔四類感染症〕
E型肝炎
ウエストナイル熱
A型肝炎
エキノコックス症
黄熱
オウム病
オムスク出血熱
回帰熱
キャサヌル森林病
Q熱
狂犬病
コクシジオイデス症
サル痘
腎症候性出血熱
西部ウマ脳炎
ダニ媒介脳炎
炭疽
チクングニア熱
つつが虫病
デング熱
東部ウマ脳炎
鳥インフルエンザ
ニパウイルス感染症
日本紅斑熱
日本脳炎
ハンタウイルス肺症候群
Bウイルス病
鼻疽
ブルセラ症
ベネズエラウマ脳炎
ヘンドラウイルス感染症
発しんチフス
ボツリヌス症
マラリア
野兎病
ライム病
リッサウイルス感染症
リフトバレー熱
類鼻疽
レジオネラ症
レプトスピラ症
ロッキー山紅斑熱

〔Q熱〕

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この疾患の概要です

 〔Q熱〕は、〔人畜共通感染症〕のひとつで、1935年にオーストラリアの屠畜場従業員の間で流行した原因不明の熱性疾患として発見されました。

 〔Q熱〕の名称は「原因不明の熱」を意味する言葉(Query=不明、Fever=熱)から付けられました。

 〔Q熱〕は〔4類感染症〕に指定されている感染症で、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届出が必要です。


 この病気は人畜共通の感染症のひとつで、レジオネラ目コクシエラ科コクシエラ属の細菌による感染症です。

 病原体は、日本でもウシ、ヤギ、ヒツジ、イヌ、ネコなどの動物体内に存在しています。

 このコクシエラ菌は、感染動物の糞や尿、乳汁などで排泄され環境を汚染します。

 ヒトは主に家畜やペットなどの感染動物の糞尿から汚染された環境中の粉塵などを経口吸入して感染します。

 感染すると20日ほどの潜伏期の後、次のようなで発症します。

 ・悪寒
 ・戦慄を伴う急激な発熱や頭痛
 ・眼球後部痛


 発熱は38~40度Cにおよび弛張性で2週間程度持続し、筋肉痛、食欲不振、全身倦怠などの症状も現れます。

 さらに、胸痛や咳、粘液性の喀痰、髄膜刺激症状を伴うこともあります。

 多くの場合、感染動物は不顕性感染で症状がないのですが、妊娠中の家畜が感染すると、胎盤内で爆発的に増殖し流産や死産を起こします。

 病原体を大量に含んだ胎盤や羊水が原因となってヒトへの集団感染が発生することがあります。

 日本でも1988年に最初のQ熱患者が確認され、以降毎年10~40人ほどの感染者がでています。


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Overview
〔Q熱という病気〕

 Q熱は、レジオネラ目コクシエラ科コクシエラ属の細菌であるコクシエラ菌による感染症です。

 最近までは、この病原菌はリケッチアの一種と考えられてきたが、現在では一般細菌のひとつに分類されています。

 Q熱は人畜共通の感染症であり、ヒトへは、感染動物の体液、感染動物との接触、感染動物からの糞尿などの排泄物に汚染された粉塵の吸入などにより感染します。

 感染すると、1~4週間の潜伏期間の後に、次のの形で発症します。

 ・悪寒
 ・戦慄を伴う急激な発熱
 ・頭痛
 ・眼球後部痛
 ・筋肉痛
 ・食欲不振
 ・全身倦怠感など

 38~40度Cの発熱が2週間程度続きます。


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Symptom
〔Q熱の症状〕

 Q熱に感染しても、約50%の人は不顕性感染となり特別な症状を呈しませんが、残りの50%の人は、1~4週間の潜伏期を経て、次のような様々なインフルエンザ様の症状で発症します。

 ・悪寒
 ・戦慄を伴う急激な発熱
 ・頭痛
 ・眼球後部痛
 ・筋肉痛
 ・咽頭通
 ・発汗
 ・嘔吐
 ・下痢
 ・腹痛
 ・食欲不振
 ・全身倦怠感

 38~40度Cの高い発熱があり、2週間程度続きます。

 初発症状出現後、2週間ほどすると、乾いた咳、胸痛が現れ、胸部レントゲン写真上では肺炎のような画像が出現します。

 発症した人の20%は肺炎や肝炎の症状を呈しますが、1~2週間で軽快し、予後は良好です。

 回復後は一生涯にわたる免疫を獲得し二度と罹ることはありませんが、回復後に慢性疲労症候群のような症状を呈することがあります。

 急性のQ熱の場合には、1~2%の人が死亡する可能性があります。

 急性Q熱が発症した人の中の2~10%は、6か月以上にわたって感染が続く慢性Q熱の状態になります。

 一般に慢性Q熱の症状は、急性Q熱よりも重くなり、かなりの確率で、心内膜炎、慢性肝炎、骨髄炎などを引き起こします。

 また、予後は思わしくなく、回復後しばらくして倦怠感、不眠、関節痛などの症状が出現し、数か月~十数年も継続することがあります。

 臓器移植を受けた人やがん、慢性腎臓病、心臓弁膜症の人などが慢性化しやすいといわれています。


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cause
〔Q熱の原因〕

 既に述べたようにQ熱の発症原因は、コクシエラ菌による感染症です。

 コクシエラ菌は、小桿菌状で多形性の形状を示し、大きさは球菌の1/2から1/4あります。

 胞子様構造を持つ小型細胞と母細胞の大型細胞からなりともに感染性があります。

 大型細胞は浸透圧に対し弱いが小型細胞は強く、熱、乾燥、消毒薬などに極めて強い抵抗性を示します。

 コクシエラ菌は、ダニや野生動物を宿主として感染環を形成し、広く節足動物に感染します。

 基本の感染環は、

 「ダニ」→「野生動物・鳥類」→「ダニ」

 であり、野生動物・鳥類などから家畜やペットに感染し、そこからヒトへの感染が起こります。

 「ダニ」→「野生動物・鳥類」→「家畜・家禽・ペット」→「ヒト」

 コクシエラ菌は、自然界においては、ウシ、ヤギ、ヒツジ、イヌ、ネコなどの動物体内に存在しています。

 感染動物は、軽い発熱や流産など以外にはほとんど症状を示しませんが、乳汁、流産胎子、胎盤などから大量の病原菌を排泄します。


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Diagnosis
〔Q熱の診断〕

 Q熱の診断は、発熱や肺炎、肝炎などQ熱を疑う所見がある場合に必要となりますが、確定診断は、血液を採取し、病原体を分離して血清学的診断により行います。

 病原体の分離は、治療前血液をマウスやラット、モルモットなどになどに接種して行います。


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treatment
〔Q熱の治療〕

 急性Q熱の治療は、薬物療法で行いますが、第一選択薬は、テトラサイクリン系抗菌薬またはニューキノロン系抗生剤を投与します。

 多くの場合、2~3日ほどで解熱します。長期化した場合には、リファンビシンなどを併用し治療します。

 コクシエラ菌は、症状回復後も長期にわたって網内系細胞内に生き残り宿主から完全消失させるのは容易ではありません。

 このため、Q熱の再燃や慢性化を防止するため、症状がなくなった後も、テトラサイクリン系抗菌薬を3~4週間は継続して投与します。

 オーストラリアなどの海外諸国では、ヒトと動物用のQ熱ワクチンが開発され、職業上など理由でQ熱への感染リスクの高い人たちに使用されています。

 日本では、Q熱は、感染症法における4類感染症に指定されていて、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る義務があります。

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