Typical diagnostic method
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レジオネラ肺炎の診断においては、厚生省レジオネラ症研究班が示している「レジオネラ肺炎の診断基準」というものがあります。患者の病歴、症状、レントゲン写真などからレジオネラ肺炎が疑われる疑診の段階と、レジオネラ肺炎の確診の段階とからなっています。
レジオネラ肺炎疑診
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次のような症状が認められると、レジオネラ肺炎の可能性があるとして「疑診」の段階とされます。
1
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臨床症状、理学的所見および胸部X線像から急性肺炎が疑われる。
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2
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肺の浸潤影は急速に進展するが、血液ガス所見の悪化は肺病変の変化に先行する。
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3
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下部気道材料の細菌検査で、肺炎の原因と思われる菌種が検出されない。
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4
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β-ラクタム薬とアミノ配糖体が奏功しない。
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レジオネラ肺炎確診
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上記診断に該当する患者につき、下記のいずれかが陽性であれば、レジオネラ肺炎と診断する。
1
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BCYEα培地またはこの培地に抗菌薬や抗真菌薬を加えた選択培地での培養でレジオネラ属菌種が検出される。
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2
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Legionella pneumophila血清群1に対する抗体価が4倍またはそれ以上の上昇(≧128倍)、単一血清で256倍以上を示す。
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尚、その他の菌に対しては経過を追って抗体価の変化を追跡したうえで診断上の意義を判断する。
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