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 〔膠原病〕は、普通の病気のように細菌感染したとか、毎日の生活習慣が不適切であったとかいう単独あるいは簡単な原因でなるような病気ではありません。  | 
 
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 〔膠原病〕は、普通の病気のように細菌感染したとか、毎日の生活習慣が不適切であったとかいう単独あるいは簡単な原因でなるような病気ではありません。  | 
 
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   ◆膠原病はどのように発症するのか、その仕組みをご説明します。 | 
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     免疫反応の異常  | 
   
     
 膠原病は医学的な分類上は「自己免疫疾患」と呼ばれる病気に属し、本来なら外敵に対して抵抗する免疫反応が、自分の身体の組織や成分を外敵・異物とみなして攻撃します。自分の身体を攻撃するための自己抗体や自己反応性リンパ球がつくられてしまい、それらが作られ続け、体内に存在し続けるのです。  | 
  
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     遺伝や体質  | 
   
     
 膠原病は単一の遺伝子の異常で発症する病気ではありません。膠原病は通常の遺伝病とはことなり、「病気になる遺伝子」が直接受け継がれるのではなく、「何らかのきっかけがあると膠原病になりやすい遺伝子」が受け継がれると考えられています。  | 
  
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     環境因子  | 
   
     
 膠原病を発病する遺伝的な素質があり、免疫反応の異常が起こると膠原病は発病しやすくなりますが、それを誘起する可能性が高いのが、環境因子です。この病気の素因を有する人が、ある種の環境因子に遭遇すると、身体の組織や成分に変化を来たし、異常な免疫反応を引き起こしてしまうのです。  |