がん治療における基本的な療法は、いうまでもなく「外科手術療法」「化学療法(薬物療法)」および「放射線療法」であり、がんの種類や進行度に応じて、これらの療法を組み合わせて行われます。 |
西洋医学が主にがんの完治(治癒)を目指すのに対して、漢方薬は西洋医学と併用することで、がんの症状の軽減や「QOL(生活の質)」の向上、延命効果などを期待します。 |
漢方療法の目標 |
症状の軽減 |
痛みの軽減、吐き気や腹部膨満、浮腫み、倦怠感などの緩和 |
QOLの向上 |
生活の質の向上、全身状態の改善 |
副作用の軽減 |
抗がん剤などの副作用の軽減 |
末期患者対応 |
手術や抗がん剤治療が不可能な場合の対応 |