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ひとくちにアレルギーといっても、アレルギー反応は一様ではありません。 |
このサイトの「アレルギーと免疫」の項でご説明しているように、外部からの異物に対応して、免疫システムは「抗体」をつくりますが、この抗体は「免疫グロブリン(ImmunoGlobulin)」と呼ばれる蛋白質の一種で、通常「Ig」と書かれます。 |
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ひとくちにアレルギーといっても、アレルギー反応は一様ではありません。 |
このサイトの「アレルギーと免疫」の項でご説明しているように、外部からの異物に対応して、免疫システムは「抗体」をつくりますが、この抗体は「免疫グロブリン(ImmunoGlobulin)」と呼ばれる蛋白質の一種で、通常「Ig」と書かれます。 |
◆I型アレルギー反応についてご説明します。 |
I型アレルギー関与 |
「I型アレルギー」を発症する原因となる抗体は、「IgE抗体」であり、I型アレルギーは「IgE抗体依存的アレルギー」です。 |
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I型アレルギー反応 |
ハウスダストや花粉などのアレルゲン(抗原)が侵入すると、その抗原に対応した免疫グロブリン「抗原特異的IgE抗体」が産生されます。このIgE抗体は、組織の肥満細胞(マスト細胞)や白血球の一種である好塩基球の表面にある受容体と結合します。この「IgE抗体」は、本来は十二指腸虫などを撃退するための役目をもつ抗体ですが、現在では生体に好ましくない作用をもたらします。 |
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I型アレルギー疾患 |
典型的なI型アレルギー疾患には、日常的に耳にする主なアレルギー疾患である次のような病気が含まれて居ます。
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◆II型アレルギー反応についてご説明します。 |
II型アレルギー関与 |
「II型アレルギー」を発症する原因となる抗体は、「IgG抗体」と「IgM抗体」であり、II型アレルギーは「IgG・IgM抗体依存的アレルギー」です。また、補体の関与があります。 |
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II型アレルギー反応 |
II型アレルギーは、「細胞毒性型アレルギー」とか「細胞融解型アレルギー」とも呼ばれています。 |
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II型アレルギー疾患 |
典型的なII型アレルギー疾患には、日常的にはあまり耳にしないけれど、数多くの重大なアレルギー疾患があります。
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◆III型アレルギー反応についてご説明します。 |
III型アレルギー関与 |
「III型アレルギー」を発症する原因となる抗体は、「II型アレルギー反応」と同様に「IgG抗体」と「IgM抗体」であり、III型アレルギーは「IgG・IgM抗体依存的アレルギー」です。また、補体の関与があります。 |
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III型アレルギー反応 |
アレルゲン(抗原)が侵入すると、「IgG抗体」や「IgM抗体」が産生されますが、これらの抗体が身体内で可溶性抗原、補体と結合して、免疫複合体と呼ばれる大きな塊を作ります。 |
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III型アレルギー疾患 |
典型的なIII型アレルギー疾患には、日常的にはあまり耳にしないけれど、数多くの重大なアレルギー疾患があります。
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◆IV型アレルギー反応についてご説明します。 |
IV型アレルギー関与 |
「IV型アレルギー」は抗原と感作T細胞と呼ばれるリンパ球が反応して起こるアレルギーです。単球という白血球の一種や大食細胞(マクロファージ)が反応に関わります。 |
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IV型アレルギー反応 |
IV型アレルギーは、抗原と特異的に反応する感作T細胞(リンパ球)によっておこります。抗原と反応した感作T細胞からマクロファージを活性化するリンフォカインと総称される物質が産生されます。 |
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IV型アレルギー疾患 |
典型的なIV型アレルギー疾患には、かぶれ・ツベルクリン反応・金属アレルギーなどがあります。また、臓器移植のときに起こる拒絶反応の大部分もIV型アレルギーです。
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◆V型アレルギー反応についてご説明します。 |
V型アレルギー関与 |
V型アレルギーには、抗レセプターが関わります。 |
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V型アレルギー反応 |
自己の細胞に対する抗体が産生され、細胞や組織の機能が異常亢進したり、異常低下するタイプのアレルギーです。 |
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V型アレルギー疾患 |
典型的なV型アレルギー疾患には、橋本病とバセドウ病があります。
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