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〔後天性免疫不全症候群〕は、俗称で〔エイズ〕と呼ばれる病気で、HIVというヒト免疫不全ウイルスが、様々な感染経路で人体に入り、免疫細胞の機能を損なわせて免疫不全状態にする病気です。 |
エイズの病原体は、レトロウイルスに属する「HIV」と呼ばれるウイルスで、1981年に見つかりました。本来、HIVウイルス自体の感染力は非常に弱く、一般に空気感染などはしません。 |
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[ Physical Illness ]
* Infectious Diseases *
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〔後天性免疫不全症候群〕は、俗称で〔エイズ〕と呼ばれる病気で、HIVというヒト免疫不全ウイルスが、様々な感染経路で人体に入り、免疫細胞の機能を損なわせて免疫不全状態にする病気です。 |
エイズの病原体は、レトロウイルスに属する「HIV」と呼ばれるウイルスで、1981年に見つかりました。本来、HIVウイルス自体の感染力は非常に弱く、一般に空気感染などはしません。 |
[ A disease called |
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What kind of illness |
エイズは、後天性免疫不全症候群が正式名である難治性の疾患であり、ヒト免疫不全ウイルスが免疫細胞に感染し、免疫細胞であるT細胞やマクロファージなどを破壊することで後天的に免疫不全を引き起こします。 |
[ Symptom of |
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Typical symptoms |
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エイズ発症の段階 |
エイズに感染した場合の症状は、三つの段階をもって現れます。
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急性感染期 |
HIVウイルスに感染すると、1~2週間ほどで、全身倦怠や発熱があり、発疹、口腔カンジダなどを生じるなど、風邪やインフルエンザと似た症状が現れることがあります。しかし、このような症状は普段でもよくあるものなので、単なる風邪や口内炎、蕁麻疹などとして見過ごされることが多く、気づかない人もいます。また、このような特別な症状が何も出ない人もいます。 |
無症状期 |
感染機会があってから1~2週間ほどで急性症状が消滅し、感染者は無症状期に入ります。無症状期の感染者は自覚症状などもなく、外見からは何も分からないまま、無症候性キャリアとして他の人に感染させる可能性を持つ期間になります。 |
発病期 |
長ければ数年~10年の無症状期を経て、次第に免疫力は低下し、やがて一連のエイズ関連症候群と呼ばれる、全身倦怠感、疲れやすい状態、体重減少、発熱、下痢、眩暈(めまい)、寝汗、発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れるようになり、エイズが発病します。 |
[ Cause of |
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Typical Causes |
エイズは、1981年に米国の男性同性愛者にカポジ肉腫などの特殊な病気がもたらす非常に高い致死率を持つ疾患として報告されました。その後、病原体としてレトロウイルスに属する「HIV」が分離・同定されました。
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[ Diagnosis of |
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Typical diagnostic method |
感染直後の数週間は、未だ抗体が十分に作られずHIV特異抗体が出現しないので、この間にHIVの血液検査を行っても陰性となり、感染ははっきりしません。この期間を「ウインドウ」と呼んでおり、1か月ほどあります。 |
[ Treatment of |
Typical Treatment |
エイズは治療をすることなく発症してしまうと短期間で死にいたる難病ですが、近年、非常に効果的な抗HIV薬が開発され、2~4種類の薬を組み合わせて使う多剤併用療法(HAART療法)という療法によって、血液中のエイズウイルスを測定感度以下程度にまで抑えることが可能となっています。 |