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〔無菌性髄膜炎〕は、感染症法の五類感染症に指定された疾患です。 |
通常、無菌性髄膜炎といえば、このウイルス性髄膜炎を意味しています。ウイルスが原因で発症する髄膜炎であれば、通常は良好な経過をとると考えられます。 |
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〔無菌性髄膜炎〕は、感染症法の五類感染症に指定された疾患です。 |
通常、無菌性髄膜炎といえば、このウイルス性髄膜炎を意味しています。ウイルスが原因で発症する髄膜炎であれば、通常は良好な経過をとると考えられます。 |
無菌性髄膜炎の原因 |
ウイルス |
無菌性髄膜炎の原因となるウイルスには、次のように多くのものがあります。
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マイコプラズマ |
マイコプラズマも無菌性髄膜炎を起こします。 |
細菌 |
真菌性髄膜炎も無菌性髄膜炎の形をとります。結核、ライム病、回帰熱、ブルセラ症、レプトスピラ症なども疾患の一部として無菌性髄膜炎を発症します。 |
寄生虫 |
広東住血線虫などの寄生虫も無菌性髄膜炎を起こします。 |
この病気の感染経路は、起因病原体の種類により異なりますが、通常は保菌者との接触感染、保菌者の唾や鼻汁、くしゃみなどの飛沫感染、原因菌に汚染された食物による経口感染、あるいは媒介動物を介した感染などです。 |
典型的な症状例 |
発熱 |
ほとんど必発ですが、新生児ではみられないこともあります。 |
頭痛 |
年長児では激しい頭痛がみられることが多い。 |
嘔吐 |
嘔吐は、発熱、頭痛とともに3大徴候のひとつです。 |
髄膜刺激症候 |
新生児、幼若乳児では見られないことが普通ですが、6カ月以降の乳幼児ではしばしばみられます。頭痛、悪心、嘔吐、項部硬直、意識障害や、膝関節を屈曲できるが、伸ばせなくなるケルニッヒ徴候などの症状が出ます。 |
大泉門の膨隆 |
乳児にみられます。新生児では症状の進行によりみられるようになります。 |
痙攣 |
痙攣はあまりみられません。 |
その他 |
新生児では、不機嫌、無呼吸発作、哺乳力低下、易刺激性、筋緊張低下、嗜眠などがしばしばみられます。 |