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〔住血吸虫症〕は、いろいろな住血吸虫が静脈内に寄生することで引き起こされる感染症です。 |
日本では以前には〔日本住血吸虫症〕の発症が見られましたが、この原因病原体である日本住血吸虫は、扁形動物門の住血吸虫科・住血吸虫属に属する虫です。この寄生虫の成虫は、オスで1.2~2.0cm、メスで1.5~3.0cmほどあります。 |
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住血吸虫症には、次のような5つの種類があります。
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住血吸虫症の症状 |
侵入期 |
セルカリアが侵入した皮膚部位に痒みを伴う皮膚炎が起こります。 |
急性期 |
感染後4週ほどすると、粘血便や腹痛などの急性腸炎症状が現れることがあります。 |
慢性期 |
感染10~12週後には、虫体は成熟し産卵が始まります。腸壁に産み付けられた虫卵のために、発熱に加え腹痛や下痢などの消化器症状を呈するようになります。 |