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〔ハンセン病〕は、抗酸菌の一種である「らい菌」によって起こる慢性の感染症です。 |
ハンセン病は、人獣共通感染症として知られていますが、その原因菌である「らい菌」は、自然界ではヒト、霊長類(マンガベイマンキー)、およびココノオビアルマジロのみに感染します。 |
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〔ハンセン病〕は、抗酸菌の一種である「らい菌」によって起こる慢性の感染症です。 |
ハンセン病は、人獣共通感染症として知られていますが、その原因菌である「らい菌」は、自然界ではヒト、霊長類(マンガベイマンキー)、およびココノオビアルマジロのみに感染します。 |
その他、直接的な接触感染も起こりますが、伝染力は非常に弱く、接触すれば必ず感染するわけではありません。らい菌と接触する人の95%は、自然免疫で感染・発症を防御できるからです。 |
ハンセン病の症状分類 |
類結核型 |
類結核型では、白くて平らな部分が少数個ある発疹が現れ、その部位では、細菌が皮下神経を侵すため、感覚がなくなります。 |
らい腫型 |
らい腫型では、多数の小さな隆起や、より大きく盛り上がった大小さまざまな形の発疹が現れます。類結核型より無感覚となる範囲が広くなり、一部筋肉に脱力感が現れます。 |
境界型 |
境界型は、類結核型とらい腫型の両方の特徴をもちます。放置により症状が改善すれば類結核型になり、悪化すればらい腫型に似た状態になります。 |